簡易大気汚染モニターの試作

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FIGARO社の大気汚染センサーTGS2600を使って簡易大気汚染モニターを試作してみました。
試作する前にこのセンサーの特性をArduinoとPCで検証します。
TGS2600の詳細は http://www.figarosensor.com/products/sensor/application/air-quality-control/index.html
     
void setup() {
Serial.begin(9600) ;
}
void loop() {
int ans , sensor ;
ans = analogRead(0) ;
sensor = map(ans,0,1023,0,5000) ;
Serial.println(sensor) ;
delay(1000) ;
}

 左図はセンサー出力の電源投入からの時間経過後の変動をプロットしたものです。
このグラフからセンサーが安定(ヒーターで暖めている)するには4分以上かかるようです。
オフセット電圧は2Vから3Vぐらいになっています。
抵抗比率によるこのオフセット(基準値)は温度、湿度
に依存(変化)することがTGS2600のカタログデーターに記載されています。

左図はセンサーの近くでフーと息を吹きかけた様子です。

左図はセンサーがLPガスに反応した様子です。

左図は車の排気ガスにセンサーが反応した様子です。

左図はアルコールにセンサーが反応した様子です
以上の検証結果から試作品は次のように構成します。
  表示器は50μアンペア(100μでもOK)のアナログメーターを使用
  メーターのレンジを広げたいので基準値をゼロオフセットに近づける
  オフセット調整用VRは多回転VRを使う。
    ツマミは今回はダイヤル式を使ったが普通のツマミでもOK
  電池は3.7V×2 リチウム電池を使う

  
+5V三端子レギレュラーは1A以上の容量を使う。


使い方
電源を入れて3分以上待つ
多回転VRを回してメーターの針をゼロ近傍にする。(大気汚染が無い所で)
 気温、湿度 等の変化で再度VRのセットは必要
測定箇所に持ち込む

注意
 特定のガス、絶対的PPMを測定するものではありません